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第3章  ママさんブラス
第1節 ママさんブラスとは
 「ママさんブラス」という団体があることを知っているだろうか。知らない人も多いのではないだろうか。簡単に言えば、ママさんコーラスやママさんバレーの吹奏楽バージョンである。

日本国民の吹奏楽経験者は、10人に1人と言われている。約9割が女性なのだが、卒業した後は、結婚や子育てなどで楽器を続けることが出来ない、また、やりたいが、吹く場所がない・楽器がないという理由で、自然と遠ざかってしまうというのが現状である。そんな中、「結婚や育児のために楽器を続けたくても、続けられない」という思いを持ったママたちが集まり、子供を連れてでも活動できる「ママさんブラス」を設立した。その始まりは、2002年に結成された仙台市の「ママさんブラス ぴよぴよ隊」である。この団体の活動がきっかけで、全国に広まっていったのである。

 練習は、平日の午前中に週1回から3回集まり練習するというのが一般的である。一般バンドでは、時間的に無理であるが、ママさんブラスでは可能なのだ。活動内容は、地域や幼稚園・保育園などの行事で演奏したり、演奏会を開催したり、依頼演奏を受けたりと活動範囲は幅広い。
 ママさんブラスが抱えている問題点は、練習場所と楽器保管場所である。練習場所に関しては、ホールによっては音量の問題や、駐車場不足のため、利用を断られる場合も少なくない。楽器保管場所に関しては、大型楽器やパーカッションなどの保管場所がなく、練習の度に持ち帰っている。そのため、ティンパニやバスドラムを手に入れることが、困難になっている。この2つの問題が解消されるだけで、活動は何倍もスムーズになることは間違いない。

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